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| ■設計覚え書 | ||
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１階は鉄筋コンクリート壁構造のプライベート空間、２階は木造のパブリック空間。 階別に構造と空間機能を分けたのは、コストの問題と耐震上の安心感が理由。大規模地震時に１階をシェルターとする考え。 平面計画は中庭を設けたロの字型。常套手法ではあるが、中庭を光と風の井戸として、外部の自然を内部に優しく取り入れている。 生活者の位置によって、自然と寄り添った生活の中心が、プライバシーを守りながら、中庭を回転中心として移動して行くような 空間構成を思った。 全ての場所が中心なのである。「随処に主となれば立処皆真なり」である。 ２階のオープンテラスは、この家のカナメ的な空間のように見えるが、結構が半戸外というだけであって、空間密度の扱いは 他の部分と同等である。 | ||
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